友人からは、顔が広いといわれる。
そのたびに、そうかな?、と返事をする。
だって本当にそう思わないもの。
まあおしゃべりするのは好きだけど。
いろんな人と話すからといって、それら全員と仲がいいわけではないのだ。
相性いい人だっているけど、もちろん悪い人だっている。
ただ思うのは、たくさん話していると気持ち悪くなるときがあるってことだ。
自分じゃないみたいなのが喉元にいっぱいになり、どうしようもなく逃げたいの。
そう、だからケータイってとっても怖いね。
自分がなんにもしなくても、勝手に電話がきたりメールがきたりする。
逃げたいのに逃げらんない、見えないもので、縛られているみたい。
それって電波みたいなものなのかなあ
それがわかっているから、ときたま僕は受話器ボタンを長押しする。
そうすると、ふっと肩の力が抜ける感じがするの。
もう誰とも話さなくていいんだって
もう笑わなくていいんだ、安心する。
同時にすぐ返事しなかったら誰かに嫌われるのかな、とも思う。
でも、誰かって誰だろう
嫌われたらなにか悪いことでもおこるのかな?
このふわふわした恐怖も好きじゃない。
こんなことかんがえてると、僕にトモダチっていないんじゃないかなって感じる。
でも、僕になにか期待して話してくれてるんだったら、それを叶えてあげたいとも思うの。
それを人に言ったら、とんだ八方美人だな、って言われちゃった。
そうか、これがハッポウビジンか。
続けて、君は僕に期待することないの、って聞いてみた。
そしたらなんて返ってきたと思う?
「お前は、最初っから俺の期待通りじゃない」
・・・うーん。
