創作、版権の短文を書いてます。女性向けの内容注意。
tovのユーリさんに心奪われました。
A side
わっ、と声がこぼれ落ちると共に、自分の体も落下していた。
というのは現実ではなく、実際は突いていた肘が机を滑っただけであった。
「・・・あれ?」
「馬鹿」
「ば、ばかじゃないもの・・・成績は確かに悪いけど。ひどい言い草」
なんとかそれだけ目の前にいる人物に返して目を擦る。
今は何時ごろなのだろう、そう思って窓側を見ると、透き通ったオレンジ色が広がっていて、夕暮れに目を奪われた。
うそ、この男が、こんな時間まで待っていてくれたのだろうか。
目に手の甲が触れると目尻がすこし湿っているのがわかった。
・・・口元も湿っていた。
「なんだ。好物でも食う夢でも見ていたか」
気づいてから急いで隠したのに、ばっちり見られたようだ。
自分でも少しばかり思ったことを聞かれた。
僕の好物。ハンバーグ。それはきっとデミグラスソースの。
「・・・うーん」
正直、具体的には覚えていなかった。
ただ落ちたような感覚、それだけが記憶にのこっている。
果たしてそれが本当にハンバーグの夢だったのか、それとも別の原因だったのか。
もちろん真剣に好物の夢だとは思っていないけれど、夢見の悪さは悪くないのでその線も捨てきれない。
よくわからない。ただ。
「たぶん、びっくりしたのかなあ」
楽しそうな夢から目覚めてしまうような。
熟睡を打ち壊すような驚き。
今になってすごく気になる。
どんな夢だったんだろう。
というのは現実ではなく、実際は突いていた肘が机を滑っただけであった。
「・・・あれ?」
「馬鹿」
「ば、ばかじゃないもの・・・成績は確かに悪いけど。ひどい言い草」
なんとかそれだけ目の前にいる人物に返して目を擦る。
今は何時ごろなのだろう、そう思って窓側を見ると、透き通ったオレンジ色が広がっていて、夕暮れに目を奪われた。
うそ、この男が、こんな時間まで待っていてくれたのだろうか。
目に手の甲が触れると目尻がすこし湿っているのがわかった。
・・・口元も湿っていた。
「なんだ。好物でも食う夢でも見ていたか」
気づいてから急いで隠したのに、ばっちり見られたようだ。
自分でも少しばかり思ったことを聞かれた。
僕の好物。ハンバーグ。それはきっとデミグラスソースの。
「・・・うーん」
正直、具体的には覚えていなかった。
ただ落ちたような感覚、それだけが記憶にのこっている。
果たしてそれが本当にハンバーグの夢だったのか、それとも別の原因だったのか。
もちろん真剣に好物の夢だとは思っていないけれど、夢見の悪さは悪くないのでその線も捨てきれない。
よくわからない。ただ。
「たぶん、びっくりしたのかなあ」
楽しそうな夢から目覚めてしまうような。
熟睡を打ち壊すような驚き。
今になってすごく気になる。
どんな夢だったんだろう。
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