創作、版権の短文を書いてます。女性向けの内容注意。
tovのユーリさんに心奪われました。
B side
あっそうだ、コンビニにいってくるよ!、と声高らかに宣言されたのは、俺の家の玄関に入った途端のものの五秒のことだった。
「・・・・・・。」
もはや何も言うまい。というより何も言わせるほどの隙を見せなかったとも言うべきか。
思いついたように行動するものだから、付き合う側はそれに合わせるしかないのだ。
それを面白いと捉えるか、面倒だと考えるか。
人それぞれだろうが、もっともそれがいやなら付き合わなければいい話で。
まあ、おそらく俺の家に自分の気に入る菓子や飲み物がないのを知っていて、買いに出ていったのだろうと推察する。
だったらそれを伝えればいいのに。そうしたら自分だって一緒に買いに行ったのだ。
あのフットワークの軽さは彼の、周囲の人の気を集める要因のひとつであろうが、ときどきその行動が恨めしくなる。
なんだかそんなことで腹をたてる自分は女子のようだな、と一人自嘲した。
どちらにしても彼は再びここへ戻ってくる。
俺にはわかった。
なぜなら
「ただいまー、いけない財布忘れちゃった・・・うっかりうっかり」
彼は少しばかり頭が弱い。
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